第197回臨時国会が、10月24日に召集されました。

安倍晋三総理は所信表明演説において、今夏の一連の災害で被災した地域の復旧・復興に全力を挙げるため、今年度補正予算案の早期成立を目指すとともに、国内外の諸課題に果敢に臨む姿勢を鮮明にしました。

特に、学校で安心・安全を確保する施策として、学校での危険なブロック塀の改修撤去費に259億円を充てます。さらに、今夏には学校での熱中症による児童生徒の救急搬送が相次いだことを受け、エアコン設置費用として822億円を計上しています。

来年夏までに、全国の公立小中学校等の全ての普通教室17万室でのエアコン設置完了を目指すものです。

「今後最大のチャレンジ」と位置付けている全世代型社会保障改革については、「65歳以上への継続雇用の引き上げや、中途採用・キャリア採用の拡大等、雇用制度改革に向けた検討を進める」とし、今後3年間かけて全ての世代が安心できる社会保障制度へと改革を進める考えを示しました。

私は、地域医療に携わった医師としての経験を活かし、引き続き地域医療体制の整備・健康寿命の延伸等の施策を進め、今後も安定的で信頼される社会保障制度の確立を目指して参ります。さらに子供たちの健全な育成に向けた給付型奨学金の充実等、教育改革を断行いたします。

郷土、埼玉県では念願の圏央道が全線開通し、物流や観光への大きなストック効果が期待されています。圏央道の四車線化や東埼玉道路の早期開通、三郷流山橋の架橋等、交通網の整備を強力に進め、地域の活性化を図ります。

国土強靱化もさらに加速させていかねばなりません。近年多発する豪雨に備える治水事業として、利根川、江戸川、中川、綾瀬川の堤防強化事業を強力に推進して参ります。

農業は国の基です。農業農村整備事業の充実した予算を確保し、農業所得の増大、生産性の向上、農家経営の安定等、豊かさを感じるふるさとの実現に向けて邁進して参ります。 国の理想を語るものは、憲法です。私も埼玉14区支部の憲法改正推進本部長として、皆様の理解を深める努力を重ねて参ります。
 
愛する郷土を守り、そこに生きる皆様の安心・安全を第一に、引き続き衆議院厚生労働委員会委員、災害対策特別委員会理事として、これからも、国政と、地元発展のためにひるむことなく、全力で取り組んで参ります。

今後とも皆様のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。